忍者ブログ
Admin / Write / Res
主に趣味であるDTM活動の日記ブログです。
[11]  [10]  [9]  [8]  [7]  [6]  [4]  [3]  [2]  [1]  [270
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ワケあってかつてマイブームであった(嫌いになったわけではなく、映画公開から時期が経ったため、マイブームからは外した。)河童のクゥというアニメーション映画について書いてみようと思う。七月ごろには大量にCMも投下されていたので、名前くらいなら知っている人も多いのではないだろうか? 知っている方ならばさらに訊ねるが、この映画の監督は原恵一という人であるということもご存知だろうか? ここまでくると全然知らないと答える人が多いかもしれないが、今日のブログはその監督のインタビューなども参考にしつつ少しマニアックな領域で書いてみようと思う^^;

原恵一監督は映画&テレビアニメのクレヨンしんちゃんの監督をやっていた人で特に劇場版しんちゃん第9、10作目の評価が非常に高い。それらはアニメーションであるにも拘らず、子供やアニメファンをまるで無視したストイックな作風であり、そんな2作品に私は魅せられたのである。
そんな監督がオリジナルアニメーション企画である河童(厳密にはオリジナルではないのだが)を作っているということが分かると、去年のうちから情報を探しまくり、その年の暮れに河童のプライベート試写をやっていたという河童スタッフのブログを探し当てて読むほどのファンになってしまっていた^^;
そしてそれから半年後、心待ちにしていた河童はついに公開されもちろん私は鑑賞しに行った。これほど自分の中で映画を見に行くことを楽しみにしていた作品も近年なかった。

さてその河童の内容はといえば、監督がインタビューで一言で言い表せないような作品にしたかったと各メディアで発言しているとおり、色々な要素を詰め込んで作られている。その要素の一つ一つはクライマックスに向かってつながっていくというわけではなく、あくまでひとつの独立したエピソードが次から次に出てくるといった感じである。
なので物語の進行は起承転結という括りはあまり感じられず、他の原作品のしっかりとつくられた起承転結という括りを楽しんだひとからすれば、ストーリー展開には物足りなさを感じるかもしれない。私はそう感じたほうである。
まぁこの作品、そういうところに重きを置いていないのかもしれない。この段落の冒頭で述べたように一言で言い表せないような作品にしたかったという監督の言い分どおり、たしかにいろんな要素がたくさん含まれているからだ。 しかしそれにしても、そのエピソードの一つ一つが単発的でもう少し作品自体に影響を及ぼすようなストーリーテーリングにした方が良いんじゃないかなと思った。

過去の原作品と比べるなら、私の中では過去の作品に軍配があがる。だが河童は河童で過去の原作品とはまた違ったアプローチをしているし、背景美術やロードムービー的な要素はとても好きであるし、自然と切ない話を演出できたりするところなんかは全然変わりなくそういった要素も好きである。ただ全体を通してみて、物語としての統一感(ストーリーの演出的なものに限らず、雰囲気であるとかそういったものも含めて)はもっと出してほしかったかなと思うところである。

結構否定的に書いてしまったかもしれないが、それでも原監督が既に次回作に向けて動きだしているというインタビューをみると、心躍ってしまう自分がいたりする^^;

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
Name
Title
Color
Mail
URL
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret(管理人のみ表示)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
プロフィール
HN:
藤元達也
性別:
男性
趣味:
DTM・旅・バイク・衝動買い^^; etc
自己紹介:
誕生日:
198X年4月15日

血液型:
A型

所在地:
兵庫県

Works:
音楽制作環境:

管理人へのメッセージ等:

twitter:
Copyright ©   STUDIOBEE2.COM : はちスタブログ All Rights Reserved.
*Material by Pearl Box  *Photo by Kun  * Template by tsukika
忍者ブログ [PR]